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衆参両院の正副議長は15日、皇族数確保に関する全体会議を衆院議長公邸で開き、態度未定だった中道改革連合が見解を表明した。全党派の意見が出そろったことを踏まえ、両院正副議長は政府提出の皇室典範改正案の前提となる「立法府の総意」取りまとめを急ぐ。
森英介衆院議長は会議後の記者会見で、今国会中の皇室典範改正に改めて意欲を示した。
森氏は会見で、「立法府の総意」について「最大公約数でなるべく多くの意見を勘案して、納得してもらえる案を作りたい」と述べた。同時に「全党の理解、賛同を得るのは不可能だ」との認識も示した。
取りまとめ案を示す次回の全体会議の開催に関しては「来週も含めてなるべく速やかに行いたい」と語った。
その上で、森氏は政府有識者会議が示した①女性皇族が婚姻後も皇族身分を保持する②養子縁組による旧皇族の男系男子の皇籍取得-の主要2案について、「立法府の総意」を示すと説明。②については一部で異論がある中、「2案に対して意見を申し上げる。(一方の案についての見解のみ)政府に返すことは考えていない」と強調した。
中道は①について「優先的な方策」として賛成し、女性皇族の配偶者や子への皇族身分付与については法規範性の強い付則の検討条項に定めることも求めた。ただ、前例のない「女系天皇」誕生につながる懸念が指摘されており、伝統的な男系継承を尊重する自民党や日本維新の会、国民民主党は否定的・慎重な考えを示した。
全体会議の自由討議では、今国会での皇室典範改正を念頭に「立法府の総意」の取りまとめを急ぐべきだとの意見が多数を占めた。自民の小林鷹之政調会長は終了後、記者団に「来週にも全体会議を開いて、取りまとめていただきたいと申し述べた」と明らかにした。
皇族数確保を巡っては令和3年12月に政府有識者会議が報告書を取りまとめ、翌4年1月に政府が国会に報告してから4年半近くがたっている。