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米中央軍は7日、イランに対する「一連の強力な攻撃」を開始したとX(旧ツイッター)で発表した。エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡で、イランが商船を攻撃したことへの対応だと説明した。米財務省もこれに先立つ7日、イラン産原油の販売を一時的に認めた制裁緩和措置を取り消すことを明らかにした。イランが強く反発するのは必至だ。
米ニュースサイト、アクシオスは7日、米当局者の話として、ホルムズ海峡を通過していた商船にイランが少なくともミサイル2発を発射したと報じていた。死傷者はいないが、船体が大きく損傷したという。
その後も攻撃があり、ロイター通信によると計3隻が攻撃を受けた。1隻はカタールの液化天然ガス(LNG)の運搬船で、別の1隻はサウジアラビアの石油タンカーという。
米中央軍はXで、イランの商船攻撃は「不当かつ危険で、明白な停戦違反だ」と非難した。
米国とイランは6月17日に戦闘終結を宣言する覚書に署名。これを受け米財務省は、イラン産の原油や石油製品などの販売や輸送を禁じる制裁を一時免除する制裁緩和措置を実施していた。
同省によると制裁緩和措置の取り消しは10日間の猶予期間を設ける。
米イランは覚書の締結後、60日間の協議期間を設け、イラン核問題や対イラン制裁の撤廃、イランの凍結資産の扱いなどについて最終合意に向けた交渉を続けるとした。
ロイターによると、米当局者は、引き続き最終合意に向けた協議に誠実に取り組むとしている。
トランプ米大統領は6日、イランとの協議を巡り「合意に達するか、われわれが仕事を終わらせるかのどちらかだ」と語り、最終合意に至らなければイランへの本格的な再攻撃に踏み切る可能性もあると示唆していた。
イランでは米国とイスラエルの空爆で殺害された前最高指導者アリ・ハメネイ師の国葬に大勢の人が参列。イランのアラグチ外相はX(旧ツイッター)への投稿で、イラン国内の結束は強固だと訴えた上で、「(米国による)脅迫が続けば、最終合意に向けた交渉は始まらない」と述べた。