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ロシアのプーチン大統領は4日、トランプ米大統領と電話会談した。露大統領府によると、会談は約1時間半続いた。両首脳はロシアの侵略が続くウクライナ情勢などを協議し、トランプ氏は和平仲介への意欲を改めて表明。プーチン氏は紛争の政治・外交的解決を望むとしつつ、和平協議では「ロシアの原則的アプローチ」が考慮される必要があるとも伝達した。
プーチン氏のいう「原則的アプローチ」とは、ウクライナが一部領土の割譲や軍備縮小などロシアの要求に応じ、事実上の「降伏」を受け入れることを指すとみられる。
会談でプーチン氏は前線の戦況にも言及。「露軍は集落を次々と解放している」とし、一部の前線でウクライナ軍が主導権を握ったとする見方は「誤りだ」と主張した。露軍はウクライナ東部ドネツク州の完全制圧という目標を必ず達成できると自負も示した。
これに先立ち、複数の欧米系メディアや軍事専門家は「ウクライナ軍がここ数カ月間、南部などで優勢を築いている」と指摘。トランプ氏も6月、「ウクライナ軍はよくやっている」とし、ウクライナに対露譲歩を促してきた従来の姿勢に一定の変化を見せていた。
プーチン氏はトランプ氏に露軍が優勢だと印象付け、ウクライナへの停戦圧力を再び強めさせたい思惑だとみられる。(小野田雄一)