
自民党の中堅・若手議員ら有志でつくる議員連盟「憲法改正を速やかに実現する中堅・若手の会」(共同代表・石川昭政衆院議員、滝波宏文参院議員)は12日、国会内で会合を開催した。同議連は昨年3月以来の開催で、党内の改憲機運を後押しする狙いがある。今後、改憲に賛同する他党の中堅・若手議員らとも意見交換を行う方向で調整を進める。
この日の会合には、衆院の当選6回、参院の当選2回以下の中堅・若手議員ら約30人が出席。自民が平成30年にまとめた改憲4項目の議論の経緯などについて衆参各院法制局から説明を受けた。石川氏は会合で「中堅・若手が改憲を牽引(けんいん)する気持ちで議論に参画してほしい」と呼びかけた。
改憲論議を巡っては、衆院憲法審査会で緊急事態条項の創設、参院憲法審では参院選の「合区」解消の議論が進んでいる。滝波氏は会合後、同議連の役割について「衆参の垣根を越えて、改憲に向けた橋渡しをできたらと思う」と記者団に説明した。
同議連は、党内で改憲に向けた議論を活性化させることを目指している。自民党はこれまでも改憲を党是として掲げてきたが、具体的な議論は進んでいない現状がある。中堅・若手議員らは、その停滞感を打破したい考えだ。
今後、同議連は他党の中堅・若手議員を交えた意見交換の場を設定する方針だ。改憲に前向きな議員と連携し、国会での議論を加速させる狙いがある。関係者は「超党派の議論が活発になれば、改憲実現への道筋が見えてくる」と期待を寄せている。