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3連休の中日となった19日、茨城県内はおおむね好天に恵まれ、各地の海岸は多くの海水浴客で賑わった。鹿島灘の海岸に設置された「ヘッドランド」と呼ばれる人工岬の周辺では、沖に向かう「離岸流」が発生しやすく、水難事故が頻発している。海水浴シーズンの本格化を前に、県などはこのエリアでの遊泳を控えるよう強く呼びかけている。
ヘッドランドは、波による砂浜の浸食を防ぐ目的で、海に突き出すように造られた人工岬である。全国の海岸に設置されており、茨城県内では大洗町から神栖市にかけての海岸線に、合計34基が存在する。
ヘッドランドの近くでは、打ち寄せた波が海岸に当たって行き場を失い、局所的に強い流れとなる離岸流が発生しやすい。この現象により、毎年夏になると多数の水難事故が報告されている。
茨城海上保安部によると、昨夏には鉾田市のヘッドランド付近でサーフィン中の男性が大きな波に呑まれ、自身のサーフボードが顔面に直撃して入院する事故があった。さらに過去には、水遊び中に流された娘を助けようと海に入った父親が亡くなるという痛ましいケースも発生している。
県と県警、茨城海上保安部などは19日、鹿嶋市のヘッドランド周辺で「安全パトロール」を実施し、訪れた海水浴客にチラシを配布して注意を促した。県の担当者は「ヘッドランド周辺での水難事故は増加傾向にある。離岸流の危険性をしっかり理解し、安全に海を楽しんでほしい」と述べている。