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イタリアのメローニ首相は、極右出身ながら目立った政策を打ち出さず、むしろ「何もしない」ことによって政権の安定と経済の底堅さを実現しています。
事前予想では短命と見られていたメローニ政権ですが、就任から2年以上が経過し、長期政権の兆しを見せています。その背景には、有権者の過度な期待を煽らず、現実的な対応を続ける「実利主義」の姿勢があります。
経済政策では、大規模な財政出動や構造改革を避け、既存の枠組みを維持する「消極的運営」を採用。この結果、インフレや失業率の上昇といった深刻な悪影響を回避し、むしろ安定した経済成長を維持しています。
批判的な見方としては、格差是正や産業競争力強化などの本格的な課題に取り組んでおらず、将来のリスクを先送りしているとの指摘があります。しかし、現時点では国民の支持率も高く、連立政権内の対立も表面化していません。
メローニ首相の長期化は、イタリア政治において「何もしないこと」が時として最も有効な選択肢であることを示しており、欧州の他国の極右政党にも影響を与えています。