
生成人工知能(AI)が若い女性の間で、悩み相談の相手として急速に浸透していることが、内閣府の消費者委員会が実施した調査で明らかになった。10代女性の52.4%が使用目的として「悩み相談」を挙げたほか、20~40代女性でも30%を超えた。一方、男性は全年代で30%未満にとどまり、最も高かった30代でも29.1%だった。
調査は今年2月にインターネット上で実施され、10代から70代以上の各年代の男女103人ずつ、合計1442人の生成AI利用者から回答を得た。対象者は日常的にAIサービスを使っている人々に限定されている。
日常生活での生成AIの使用目的を複数回答で尋ねたところ、全体では「情報の検索・リサーチ」が76.4%で最も多く、次いで「文章の作成・編集」が33.9%、「悩み相談」が23.3%と続いた。年代別で見ても、全ての年代で情報検索がトップだったが、悩み相談は10代女性で2位、20~40代女性と30代男性で3位に位置した。
人間関係や人付き合いに関するAIからのアドバイスへの信頼度について、「とても信頼している」「ある程度信頼している」と答えた人の割合は全体で38.6%に上った。特に若い世代で高く、10~20代では半数を超え、10代女性に限ると63.1%に達した。
消費者委員会はこの結果を受け、AIが若者の心の支えとなる一方、誤った情報や偏ったアドバイスに影響されるリスクも指摘。利用者への適切な情報提供やリテラシー向上の必要性を訴えている。