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17日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」は、番組ナレーションを長年務めた声優・山崎和佳奈さんの追悼企画を冒頭に組み込んだ。オープニングでは「名探偵コナン」の映像と共に「山崎和佳奈さん 25年ありがとうございました」のテロップが流れ、スタジオの爆笑問題が静かにその功績を振り返った。
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相方の田中裕二が「本当に長い間、番組を支えてくださいました」と述べると、太田光が仕事ぶりを具体的に証言。「毎週のように録りためるナレーションが深夜にしかできなくて、彼女は夜の10時、11時にスタジオに入って、朝までぶっ通しでやり続けた。それを25年だよ」と明かした。その言葉には、プロの仕事に対するリスペクトと、失われた存在への惜しむ気持ちがにじんでいた。
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太田はさらに、山崎さんの収録スタイルに触れ「台本を一通り読むと、あとはほとんどアドリブでニュアンスを変えていた。こっちが『もう少し抑えて』とか一言言うと、すぐにピタッと合わせてくる。あれは職人芸だった」と振り返る。田中も「コナンの蘭の声そのままだから、朝方に『蘭ちゃーん!』って叫ばれると、すごい違和感だった(笑)」と、軽妙なエピソードを交えつつ、その存在感の大きさを語った。
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山崎和佳奈さんは「名探偵コナン」の毛利蘭役で国民的な知名度を得たが、同時に「サンデー・ジャポン」では約四半世紀にわたり、番組のトーンを決める重要なナレーションを一手に担ってきた。毒舌と笑いが渦巻く同番組にあって、彼女の明るく凛とした声は視聴者にもスタッフにも深く刻まれている。太田は「彼女が読むと、どんなに過激な話題もスマートにまとまる。本当に感謝しかない」と語った。
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番組最後にはスタジオから拍手が沸き、太田と田中が改めて「山崎さん、お疲れさまでした。ありがとうございました」と一礼する場面があった。視聴者からもSNS上で「毎週日曜の朝に蘭の声が聞けなくなるのは寂しい」「25年ぶち抜きで仕事するって半端ない」と悼む声が相次ぎ、そのキャリアの重みを改めて感じさせる一日となった。