
俳優の中谷美紀のエッセイ『大草原の小さな農家』(幻冬舎)が6月11日に発売される。『小説幻冬』の連載「文はやりたし」を収録しており、畑仕事や引っ越し、オペラ鑑賞、美術館巡りなど、オーストリアでの日々がつづられている。オリコンニュースでは、エッセイに込めた思いや理想の田舎暮らしについて聞いた。
■思い伝えながら読者の受け取る“余白”残す——中谷はエッセイ執筆にあたり、自身の体験や感情を正直に綴る一方で、読者それぞれが自由に解釈できる余白を残すことを大切にしたという。完成した原稿を読み返し、自分の言葉が予想以上に多くのことを伝えていると実感したと語る。
オーストリアでの生活は、東京での忙しない日常とは対照的だ。週末には近隣の市場で食材を買い、自らの手で野菜を育てる。冬には雪に覆われた庭で静かな時間を過ごし、ウィーンでのオペラや美術館訪問も欠かさない。こうした暮らしが、彼女にとって創作の源になっている。
理想の田舎暮らしについて中谷は「自然との調和を大切にし、自分のペースで生きること」と表現する。エッセイでは、畑仕事の失敗談や引っ越しの苦労など、リアルな日常も包み隠さず描かれており、読者から共感の声が寄せられている。
『大草原の小さな農家』は幻冬舎より刊行され、全国書店で販売中。中谷は今後もオーストリアを拠点に、自然と共にある生活を続けながら、新たな作品を生み出していく予定だ。