
解散した投資関連会社「グローバルインベストメントラボ」(GIL)が無登録で約870億円の出資金を集めたとみられる事件で、警視庁生活経済課は組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いで、同社の実質的経営者だった大坂陽司容疑者(50)とコンサルティング会社「SIVEX」代表の松村寛容疑者(62)を逮捕した。
逮捕容疑は共謀して令和3年4月ごろから令和6年6月ごろまでの間、金融商品取引法違反の無登録勧誘によって得た報酬約336万円を含む約44億円を77回にわたり、投資した社債の利息やファンドの分配金などの正当な収益であるように装い、大坂容疑者の口座に振り込んだとされる。
警視庁生活経済課は5月、無登録で金融商品への出資を勧誘した金融商品取引法違反(無登録営業)の疑いで大坂容疑者を既に逮捕しており、今回の逮捕は新たな容疑に基づくものだ。
同課によると、大坂容疑者は違法な勧誘報酬を正当なものに偽装する仕組みの構築を松村容疑者に依頼。松村容疑者は自らの影響下にあるファンドや合同会社などを経由する仕組みを考案したとみられる。
松村容疑者はこの偽装工作への協力の対価として、大坂容疑者から計約6億6000万円を受け取っていたとされ、警視庁は両者の役割を詳しく調べている。