
トランプ米大統領は5日、人工知能(AI)と国家安全保障に関する覚書に署名した。ホワイトハウスは、米軍や情報機関の要員に「最先端かつ安全で信頼できるAIシステム」を提供する枠組みになると説明している。
AI技術の急速な進展を受け、作戦能力向上への活用に期待が集まる一方、自律型兵器などに用いられれば人間が制御できなくなるとの懸念も強まっている。
覚書はヘグセス国防長官に対し、兵器の自律性に関する指針を90日以内に更新するよう指示。「指揮系統と作戦権限を尊重するAI」を慎重に導入するためだと説明し、指針を毎年見直すよう求めた。
政府以外のAI人材を集めた「AI国家安全保障戦略予備隊」の創設に向けた取り組みも指示した。
今回の覚書により、バイデン前大統領が2024年10月に署名した覚書を撤回し、内容を置き換えるとしている。