
人工知能(AI)の可能性を探る人工知能学会の全国大会が8日、群馬県高崎市で始まった。AI関連の国内最大級の学術イベントで、今回で40回目となる。オンライン参加を含め約5000人が集まり、12日まで研究成果や議論が交わされる。
大会初日には、共愛学園前橋国際大の國領二郎教授が基調講演を行い、車の自動運転を例に「AIはほぼ何でもできるが、責任は取れない」と述べた。責任の取り方がAIを用いたビジネスモデルを決める重要なポイントだと指摘した。
講演後、参加者からは「(事故が起きた場合)誰が罰を受けるのか、誰が賠償するのか分けて考える必要があるのではないか」との意見が上がり、AIの責任所在をめぐる議論が活発化した。
大学や企業などの研究者による発表は約1400件に上り、過去最多を記録した。AI技術の急速な発展を反映し、多様な分野からの応募が集まっている。
人工知能学会は1986年に設立され、会員数は5月時点で約6100人。学術と産業の橋渡し役として、年々規模を拡大している。