
鉄道員の夏季制服としてポロシャツを導入する動きが全国に広がっている。熱中症対策として小田急電鉄が昨年採用したのを参考に、相模鉄道も今年5月から導入を開始した。人手不足に対応するため、鉄道各社はワンマン運転など省力化を進める一方、働きやすさの改善にも力を入れている。
相鉄は従来、制帽の着用省略や冷却ベスト着用などの暑さ対策を実施してきた。今年は駅員と乗務員の制服として初めてポロシャツを導入し、5月から10月までは従来のシャツも含めて選択できるようにした。
一足早く昨夏に導入した小田急は、衣料大手ユニクロと提携。しわができにくく身だしなみが崩れにくい点を評価し、機能性素材「エアリズム」を使用したシャツを採用している。
今年はポロシャツの対象を拡大。駅員約950人に加え、夜間から朝方にかけて勤務するアルバイト320人も着用できるようにした。広報担当者は「気温が40度に迫る猛暑日でも高い集中力で安全を守るため、働きやすい環境づくりを進めたい」と述べている。
鉄道以外でも、東急バスがポロシャツと薄手の長袖シャツを4月に導入した。スポーツ用品大手ミズノが開発した通気性の高い制服で、「勤務環境の快適さが見る人に伝わり、運転士不足を解消する一助にもなれば」(広報)と期待を寄せている。