W杯開幕、宮間あや「違う存在を恐れず」人種差別にノー

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Yuki Tanaka
経済 - 12 6月 2026

11日(日本時間12日)に開幕したサッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会では、人種差別への対処も重要な課題となっている。

女子サッカーの国際大会も例外でなく、ピッチの内外で暴力的な偏見が表面化している。人種差別の撲滅は、プロジェクト「RESPECTion!(リスペクション)」が進めるアスリートが安心して競技に専念できる環境づくりに不可欠な目標だ。

世界が熱狂するサッカー界では、しばしば人種差別が問題となる。スペインでプレーする日本代表の久保建英(24)も相手チームのサポーターから心ない言葉を浴びせられた。今回のW杯に向けて国際サッカー連盟(FIFA)が対策委員会を設置し、元女子日本代表「なでしこジャパン」の宮間あや(41)がメンバーに選ばれた。宮間は「自分と違う存在に怖がらなくていい」と子供たちに訴え、差別なき大会を目指している。

小学生でスペインに渡り、現在はレアル・ソシエダードでプレーする久保。昨年1月、リーグ戦で相手チームのサポーターから、アジア人差別で使われる「チノ(スペイン語で中国人の意)」と呼ばれ、続けざまに「目を開けろ」と悪意を向けられた。

事態を重く見たレアル・ソシエダード側はすぐさま抗議。相手チームも発言したサポーターを特定するなど厳正に対処した。ほかにもブラジル代表のビニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)が相手サポーターから「サルの鳴き声」などの被害を訴えてきた。

FIFAは昨年9月、計16人の元選手で構成される対策委員会を設置し、日本からは宮間だけが選ばれた。

なでしこの中心選手として世界一に貢献した宮間は、米国リーグでプレーした際に、自身も差別に直面した。両目の端を引っ張りアジア人を揶揄するポーズを取る相手サポーターがいた。チームメートと食事に出向いた際には、「有色人種はダメ」と入店拒否されたこともある。

「いろんな考えがあるんだろう」と宮間は特に憤らなかったというが、チームメートは違った。「そんな店はこっちからお断り」。そして「あやは別にいいかもしれないけど、同じ境遇のアジア人がばかにされているってことだから、ノーと言わなくてはダメ」と諭された。

対策委は2、3カ月に1回リモートで話し合い、16人が事例を持ち寄って解決策を議論し、差別の実体験も口にする。重点は「教育・啓蒙」。昨年9~11月の男女U-17W杯や男子U-20W杯では各チームの宿舎に出向いて経験を伝えた。

宮間は今年3月、FIFAと日本サッカー協会(JFA)の共同開催で、サッカーを通じて子供たちがさまざまな課題解決を目指す活動に参加した。

「差別という言葉そのままでは理解しにくい」と宮間。子供たちに「自分たちと違った存在だからって怖がらなくていいよ」と伝えた。「人は怖いと思うから攻撃を始める」と考えているからだ。みやま・あやは1985年千葉県出身。なでしこの中心選手として2011年ドイツW杯優勝に貢献し、12年ロンドン五輪銀メダル、15年カナダW杯準優勝。2016年に引退。=敬称略

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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