
文部科学省は12日、生成人工知能(AI)の発展などを踏まえ、技術者育成を担う高等専門学校(高専)について、公立や私立の新設を促す方針を示した。これまで工学中心だった領域を農学やコンテンツ制作などに広げることも検討する。月内に有識者会議の初会合を開き、年内にも具体的な方策をまとめる。
文科省によると、高専は昨年5月時点で国公私立計58校に約5万6000人が在籍。うち51校が国立で、公私立の新設促進のため1校当たり20億円を上限に支援する方針。物価に連動した国立高専機構の運営費交付金の拡充や教員確保に取り組む。
この他、中学卒業後に入学する原則5年制の本科の卒業生に与えられる「準学士」の称号を、国際的に通用する学位として扱う。インターンシップや留学の支援も充実させ、高専卒業生の活躍の場を広げる。
政府が重視するAIや半導体など17の成長分野に対応した即戦力人材の育成に向けて、実践的な教育プログラムを構築する。
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