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米首都ワシントンの総合文化施設ケネディ・センターで12日、連邦地裁の命令に基づき、トランプ大統領の名前を建物の外壁から撤去する準備が開始された。昨年、施設名を「トランプ・ケネディ・センター」に変更する手続きに法的問題があったと地裁が判断したためだ。
建物周辺では作業員が足場を設置し、複数の米メディアが撤去作業の準備状況を中継で伝えた。しかし実際の撤去作業は始まらず、政権側がワシントンの連邦高裁に命令の執行停止を申し立てたことが理由とみられる。
これに先立ち、ワシントンの連邦地裁は12日、米政権側の執行停止申し立てを却下した。ケネディ・センターの公式ホームページや一部の広報資料では、すでにトランプ氏の名前削除が進んでいる。
施設の改称を巡っては、トランプ氏が側近を送り込んだ理事会が昨年12月に「満場一致」で決定。しかし野党民主党の下院議員が「理事会が名称変更するのは法律上の権限逸脱」と提訴。連邦地裁は今年5月、「変更できるのは議会だけだ」としてトランプ氏の名称を削除するよう命じていた。
今回の判決は、連邦地裁が先の命令を再確認した形となる。政権側の高裁への執行停止申し立ての結果次第では、撤去作業の行方が大きく変わる可能性がある。(共同)