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西アフリカのニジェールで、軍事政権が11日に同性愛行為を全面的に禁止する新法を施行した。暫定政府関係者が12日、AP通信に対して明らかにしたところによると、違反者には5年から10年の拘禁刑に加え、罰金が科される。
新法の適用範囲は広く、同性愛の結婚式を執り行う司会者や、証人として立ち会った人物も処罰の対象となる。軍事政権はイスラム法の伝統を重視する立場から、この厳格な措置を導入したとみられる。
アフリカ大陸全体では、少なくとも32カ国が同性愛を法律で禁止している。国際人権団体は、性的指向に基づく差別が依然として深刻な問題であると指摘している。
特にウガンダ、モーリタニア、ソマリアでは、同性愛行為に対する最高刑が死刑と規定されており、今回のニジェールの新法も国際的な非難を招く可能性がある。
軍事政権は、昨年7月のクーデターで発足して以降、伝統的な価値観の強化を進めており、今回の同性愛禁止法もその一環と位置づけられている。現地の人権団体は懸念を表明している。