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JR東海が着工を目指すリニア中央新幹線静岡工区を巡り、静岡県の鈴木康友知事は18日の県議会本会議で、着工を認めるかどうかの判断に向け「県の対応は大きなヤマ場を迎えつつある」と改めて言及した。同時に「状況をしっかりと見極め、結論を出す時期を検討する」とも述べた。
鈴木氏はリニアの整備だけでなく、大井川の水資源や南アルプスの自然環境の保全も着実に実施していくことが重要だと指摘し「JR東海に真摯な対応を引き続き強く求める」と話した。
一方、同社は18日、静岡工区が通る静岡市の市議を対象に、着工後に講じる水資源や生態系などに関する対策を説明した。終了後、記者団の取材に応じた丹沢卓久議長は「多くの市民に不安と期待がある。リスクなどは厳しく見ないといけない」と語った。
同社は5月から順次、静岡市や大井川周辺の8市2町で住民説明会を開催。鈴木氏は着工容認の条件として、住民への丁寧な説明などを挙げている。
県とJR東海の間では、協議が続いており、鈴木知事は環境保全と住民説明の徹底を求める姿勢を崩していない。今後の着工判断は、JR東海の具体的な対策と説明会の進捗が鍵を握るとみられる。