t>

8日の東京株式市場で日経平均株価(225種)は続落し、終値は前日比1437円91銭安の6万6819円05銭となった。約1カ月ぶりに節目の6万7000円を割り込む大幅な下落で、投資家のリスク回避姿勢が強まった。
東証株価指数(TOPIX)も55.83ポイント安の4006.43で取引を終えた。出来高は23億6115万株で、商いはやや低調だった。
前日の米国株式市場でハイテク株主体の株価指数が下落した流れを受け、東京市場でも半導体や人工知能(AI)関連銘柄に売りが広がった。特にアドバンテストや東京エレクトロンなど、日経平均への寄与度が高い銘柄が大きく値下がりし、相場全体の重荷となった。
「企業の決算発表を前に、AI関連銘柄の需要を見極めたいとの思惑から売りが優勢になった」と市場関係者は指摘する。米軍によるイラン空爆など中東情勢の緊迫化を受け、エネルギー価格上昇が企業業績を圧迫するとの懸念から空運株なども売られた。
長期金利の上昇も投資家心理を冷やし、幅広い銘柄に売りが波及した。市場では「当面は外部要因に左右される不安定な展開が続く」との見方が出ている。