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2月の衆院選に立候補せず引退した菅義偉元首相が、東京都内のホテルに事務所を開設した。自民党内には小泉進次郎防衛相や無派閥グループ「ガネーシャの会」など菅氏に近い議員がおり、影響力を維持する狙いもあるとみられる。
事務所開設の事実は、複数の関係者が14日に明らかにした。菅氏は総理退任後も政界との接点を保っており、今回の開設は今後の政治活動の拠点と位置づけられている模様だ。
菅氏は8日夜、安倍晋三元首相の命日に合わせて開かれた旧安倍派議員らの会合にも、ガネーシャの会の議員らと一緒に顔を出した。この動きは、菅氏が自身に近いグループとの結束を強めようとしている証左とも受け止められている。
ガネーシャの会に所属する多くの議員は、昨年の自民総裁選で、菅氏と共に小泉氏の支援に回った経緯がある。菅氏は小泉氏との関係を基盤に、党内での発言力を維持する戦略とみられる。
閣僚経験者は「今後の人事や来年の党総裁選をにらみ、引き続き存在感を示そうとしているのではないか」とみている。菅氏の今後の動向が、自民党内のパワーバランスに影響を与える可能性も指摘される。