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明治ホールディングス(HD)は21日、中国で展開する牛乳・ヨーグルト事業などを上海澳雅食品に売却すると発表した。譲渡額は約76億円で、個人消費の低迷や競争激化による販売不振が背景にある。今後は注力分野のカカオ事業に経営資源を重点的に振り向ける方針だ。
売却対象は、アイスの販売などを手がける「明治(中国)投資」の牛乳・ヨーグルト事業と、製造子会社である「明治乳業(天津)」と「明治乳業(蘇州)」の全株式など。これにより中国での乳業関連事業は大幅に縮小される。
一方、同様に中国で牛乳やヨーグルトを製造していた「明治食品(広州)」はカカオ事業の製造拠点として存続させる。同社は中国市場でのカカオ需要拡大を見据え、生産体制を維持する考えだ。
明治HDは連結業績に与える影響について「精査中」と説明している。業績への具体的な数値影響は今後の発表を待つ必要がある。
同社は中国に加えアジア全体でカカオ事業の強化を加速。収益基盤を高める戦略転換を図っている。競合がひしめく中国乳業市場からの撤退は、経営資源の選択と集中を鮮明にする動きだ。