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リプロセル、世界初承認へ挑む 神経疾患細胞薬申請の舞台裏

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Haruki Sato
経済 - 25 7月 2026

東洋経済オンラインは6月24日、京大・東大発創薬ベンチャーのリプロセルが脊髄小脳変性症という希少神経疾患向けの間葉系幹細胞治療薬「ステムカイマル」について、国内で「条件及び期限付き承認」を申請したと報じた。

台湾のステミネント・バイオセラピューティクスから日本での開発販売権を取得してから約10年、国内フェーズ2試験(2相)データの発表からはちょうど3年の歳月が経過している。

来年3月までに承認されれば、この疾患では世界初の細胞薬となる可能性が高い。研究支援事業を主体に営業赤字が続く同社の変貌を占う上で、本承認の行方は極めて重要だ。

横山周史社長へのインタビューで、承認申請に時間がかかった理由について、条件付き承認に必要な安全性・有効性データの精査と、市販後臨床試験のデザインに関する当局との協議に多くの時間を要したことを明らかにした。

「条件付き承認では2相での安全性と有効性が推定されるデータが求められる。加えて市販後臨床試験(治験)などを実施して、市販後に有効性を再現したデータが取れるかを当局との間でかなり詰めないと、承認申請に至らない。市販後の治験デザインを含めて、様々な詰めに時間がかかったと思っていただければよい」と述べた。

2相試験では被験者全体で統計的な有意差は出なかったものの、重症度の高い患者群ではプラセボ群に比べて有意差が確認された。一方、軽症患者では有意差が認められなかった点が承認のハードルになるとの見方もある。

この点について横山社長は「全体集団で有意差が出ていれば、条件付き承認ではなく(市販後の3相治験が不要な)本承認に持ち込んでいる。(有効性の高い)既存薬のあるなし、対象疾患の重篤性、有効性が立証可能なデザインの市販後治験が準備できているかなどを含め、総合的に判断するのが条件付き承認制度だ」と説明した。

さらに「今回は2相データを考えて、この条件付き承認のガイドラインに沿った形で申請をした。よく誤解されるが、重症度の比較的軽い患者にステムカイマルが効いていないわけではない。(実薬を投与されているか、偽薬を投与されているか患者には分からない二重盲検試験では)軽症患者だと比較的、プラセボ効果が大きく出る」と指摘した。

「(プラセボ効果が盲検試験のようには出ない)レジストリという自然歴の患者データと比べれば、軽症患者でもステムカイマルは有効差を出している。脊髄小脳変性症だけではなくパーキンソンなど神経系の病気の試験では、軽症の人にプラセボ効果が大きく出る。これは学術的に証明されている話だ。神経系疾患の軽症患者でプラセボとの統計的有意差を出すのは、試験では極めて難しい」と述べた。

結果として、リプロセルは軽症患者を含め全患者に対する有効性を主張し、その評価を当局に委ねる形で審査に臨んでいる。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、東洋経済オンラインの記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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