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防衛省が対外発信力を強化している。中国の認知戦への対抗や、自衛隊に対する国民の理解を深めることが目的で、報道官や制服組トップの統合幕僚長が、相次いでX(旧ツイッター)アカウントを開設した。
防衛省の安居院公仁報道官は6月26日に、内倉浩昭統合幕僚長は7月3日、それぞれ自身のXアカウントを開設した。防衛省が個人名義のSNSアカウントを開設するのは異例で、今月7日時点のフォロワー数は前者が4万人近く、後者も約3万人に達した。
最近は、熊本地震対応に関する情報などを積極発信している。災害派遣や部隊活動の様子をリアルタイムで伝える取り組みは、自衛隊の活動内容への理解を促す効果が期待されている。
これまでは、中国の報道官の対日批判に防衛相が反論していたが、報道官が前面に立ち、現場からの発信も増やす考えだ。この戦略転換により、防衛省はより機動的で継続的な情報発信を目指す。
中国政府は近年、軍事力の増強に加え、情報工作やプロパガンダを通じた「認知戦」を積極的に展開しているとされる。防衛省の発信強化は、こうした動きに対抗するとともに、日本の防衛政策の透明性を高め、国民の理解と信頼を得る狙いがある。