
欧州連合(EU)は、他人の同意なく性的な画像を生成する人工知能(AI)システムのEU市場での流通を年内に禁止する方針だ。EU加盟国と欧州議会が7日に合意した。今後、正式な承認を経て実施する。
生成された性的画像が交流サイト(SNS)に投稿される被害が発生しており、世界各国の政府は問題視している。EUが厳格な対応に踏み切ることで、規制強化の流れが加速する可能性がある。
AIシステムを提供する企業には12月2日までに自社システムを対応させるよう求める見通し。
特定可能な個人の性的部位や、性的な行為を同意なく描写するAIシステムを禁止する。児童の性的虐待に関連したコンテンツの生成も禁じた。画像や動画、音声の生成が対象で、2024年に発効したAI規制法に盛り込む。
この規制は、急速に普及する生成AI技術の悪用を防ぐための措置として、EUが世界に先駆けて導入する試みとなる。関係筋によれば、加盟国は年内の施行を目指しており、法執行の実効性を確保するための詳細なガイドラインも準備中だ。