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7日実施された英国の地方選挙は8日に大勢が判明し、右派ポピュリスト(大衆迎合主義者)政党「リフォームUK」が最大の議席を獲得することが確実となった。スターマー首相率いる国政与党の労働党と最大野党・保守党はいずれも大幅に議席を減らした。スターマー氏は同日、続投を表明したものの、党内では同氏の責任を問う声が一気に高まっている。
選挙は首都ロンドンを含むイングランドの136地方議会で約5000議席が争われたほか、スコットランドとウェールズ両自治政府で議会選挙が実施された。
BBC放送によると、9日午前零時(日本時間同8時)までにイングランドの129地方議会で結果が確定し、リフォームが1426増の1428議席を獲得した。左派「緑の党」は363増の504議席、中道派「自由民主党」も152増の832議席を得て躍進した。
一方、労働党は1375減の954議席、保守党は552減の772議席。
労働党は、過去100年以上にわたり最大勢力を維持してきたウェールズの議会選挙でも大敗した。
英国で伝統的な二大政党制を担ってきた労働・保守両党の大敗は、既成政党に不満を抱く有権者の支持が新興のリフォームや緑の党に流れた結果といえ、今回の選挙は英国が多党化時代に向かう転換点となりそうだ。
リフォームは移民規制の厳格化を掲げる一方、近年は地方の党組織の強化による草の根レベルでの有権者の支持拡大に取り組んできた。今回の選挙では保守党の地盤であるイングランド東部や、労働党が強い中部や北部、首都ロンドンを含め、少なくとも13の地方議会で多数派を占めた。
リフォームのファラージ党首は8日、記者団に「英国政治に歴史的な変化が起きた」と述べた上で「本当の喜びはこれからだ」と訴え、2029年までに実施される総選挙での勝利と政権獲得に自信を示した。
対するスターマー氏は同日、選挙結果は「厳しい」と認めた上で「懸案から逃げて国を混乱に陥れることはしない」と語り、辞任する気はないと強調した。
ただ、英紙ガーディアンによると、複数の労働党下院議員や労組幹部らが首相交代による党勢回復を図るため、スターマー氏に対して1年以内の辞任に向けた具体的な日程を示すよう圧力を強めているという。