
バルト3国のラトビアで、スプルーズ国防相が10日、辞任を表明した。ウクライナがロシアに向けて発射したとみられる無人機が7日、ラトビア国内の石油貯蔵施設に誤って落下し爆発する事故が発生したためだ。欧州メディアが伝えた。
無人機はロシアとの国境から約40キロ離れたラトビア側の石油施設に落下。爆発により空のタンク4基が損傷した。同施設はラトビアの重要なエネルギーインフラの一部とみられている。
ウクライナのシビハ外相は10日、調査の結果、この無人機はロシアに向けて発射されたが、ロシアによる電波妨害を受けて制御を失い落下したと発表した。ウクライナ側は攻撃の意図はなかったと説明している。
ラトビアのシリニャ首相はX(旧ツイッター)で「わが国の空の安全を守るという約束を果たせていないことがはっきりと示された」と指摘し、国防省の対応を厳しく批判した。
この事故を受け、ラトビア政府は防空態勢の強化を検討している。一方、ロシアは今回の電波妨害について公式コメントを出していない。本記事は共同通信が配信した。