
トランプ米大統領は11日、イランとの停戦について「極めて脆弱だ。延命措置を受けている状態だ」と述べ、近く終了する可能性があると警告した。ホワイトハウスで記者団に語った。戦闘終結に向けた米国の提案に対し、イランが回答で核兵器を保持しないことを約束しなかったとし「受け入れられない」と批判した。核問題の溝が埋まらず、停戦維持が危ぶまれている。
米ニュースサイトのアクシオスは、トランプ氏がイランとの交渉の行き詰まりを受け、11日に国家安全保障に関わる政権高官らと軍事行動の再開を含む今後の計画を話し合うと報じた。バンス副大統領やルビオ国務長官、ヘグセス国防長官らが参加する見通し。米当局者の話としている。
トランプ氏は記者団に、イランの回答について「ばかげている」「ごみ」と非難。「読み終えることさえしなかった」と述べた。イランが爆撃を受けた施設から核物質を取り出せないと説明しており、一度は核物質の米側への引き渡しに同意したとも主張した。
イラン側はこれに対し、核物質の引き渡しは認めておらず、トランプ氏の主張を否定している。双方の不信感は根強く、今後の交渉は難航が予想される。専門家は、停戦が崩れれば中東全体の緊張が再び高まると警告している。
(共同)