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英国の老舗自動車メーカーであるACカーズは、新たなスポーツカー『ACコブラ GT クーペ』の市販モデルを公式に公開した。
このモデルは、伝説の『ACコブラ』のアイコニックなデザインに固定式ルーフラインと曲線的なリアスタイルを融合させたもので、ACカーズにとって初の量産クーペとなる。既存の『GT ロードスター』と約75%のエンジニアリングを共有しながらも、徹底したテストと開発を経て包括的な改良が施されている。
ボディにはカーボンファイバーを採用し、「ダブルバブル」ルーフラインによりヘッドルームを確保しつつ空気抵抗係数(Cd値)を低減。さらに、1964年の「ACコブラ A98クーペ」ルマンレースカーに由来する「カムテール」デザインを導入して空力効率を高めている。
ボディサイズはホイールベース2570mm、全長4225mm、全幅1980mmで、前後重量配分はほぼ50:50。車両重量は約1600kg、重心は低く設定されている。
搭載エンジンは5.0リッターV8で、スーパーチャージャー仕様は最高出力730PS(720bhp)、最大トルク820Nm(605lb ft)を発揮。自然吸気仕様は456PS(450bhp)、555Nm(410lb ft)となる。スーパーチャージャー仕様の0-96km/h加速は3.5秒以内。トランスミッションは6速マニュアルまたは10速オートマチック(ステアリングマウントシフトパドル付き)から選択可能だ。
シャシーはACカーズ独自の押し出し成形アルミニウム製スペースフレームを採用し、軽量かつ高剛性を両立。左ハンドル・右ハンドルの両仕様に対応する。
キャビンは身長183cm以上のドライバーにも対応し、アナログメーターとデジタル技術を融合。電動ウインドウ、クライメートコントロール、タッチスクリーン式ナビゲーション/インフォテインメントシステムを標準装備し、手縫いレザーや機械加工されたトグルスイッチなどのビスポーク仕上げが特徴だ。価格は自然吸気モデルが約23万4300ポンド(税別)から、スーパーチャージャーモデルが約25万6300ポンド(税別)から。完全受注生産で、最初の納車はGT ロードスターの納車完了後となる2028年を予定。アジアや中東を含む世界市場への展開を視野に入れている。