
「ラブライブ!サンシャイン!!」に登場するスクールアイドルグループ「Aqours(アクア)」の公式ファンクラブで使われていたドメインが、オークションにかけられていることが明らかになった。ファンクラブは2025年6月に終了したが、ラブライブ!公式サイトなどにリンクが残ったままであり、SNSでは第三者の手に渡るリスクを指摘する声が上がっている。
このドメインはサービス終了後に失効したとみられ、GMOインターネットグループが運営する「お名前ドットコム」内の「.jpドメインオークション」に出品された。オークションは5月1日に3300円で開始されたが、12日午後5時時点で500万円を超え、午後6時にはなんと950億円にまで達した。終了は5月27日午後7時に予定されている。
ドメインが第三者の手に渡ると、詐欺サイトや公式ファンクラブを装ったフィッシングサイトが作成される可能性がある。同一ドメインのため、ブラウザのセキュリティ機能をすり抜けたり、パスワード管理ツールがID・パスワードを自動入力してしまうリスクも指摘されている。
Aqours CLUBは、アニメ2期が放送された2017年にAqoursの公式ファンクラブとして発足した。毎年6月30日発売の「Aqours CLUB CD SET」に封入されたコードを入力することで、1年間の会員資格が得られる仕組みだった。
ファンクラブは2025年6月に終了し、該当ドメインを使用していた特設サイトも閉鎖された。しかしラブライブ!の公式サイトをはじめ、現在も様々な場所にリンクが残存している状態だ。
ネットワークオペレーターや研究者らによる業界団体・日本DNSオペレーターズグループは、安易なドメイン名の廃止はリスクが大きいと警告し、サービスやサイトの「終活」の必要性を訴えている。
同団体は、ドメイン廃止時には一度休眠させ、検索エンジンや被リンクサイトへの削除依頼、アーカイブサイトからのコンテンツ削除といった逆SEO対策を施し、DNSクエリ数があらかじめ定めたしきい値を下回ってから判断する運用を推奨している。