
今年2月17日に56歳で亡くなったロックバンド「LUNA SEA」のドラマー・真矢さんのお別れ会が14日、都内で開かれ、メンバーが取材に応じた。LUNA SEAは真矢さんの出身地である神奈川・秦野を皮切りに22都市33公演の大規模ツアーを発表しており、RYUICHI(Vo)は「ぴあアリーナMMでファンの皆さん対象とした献花式をやらせていただいた。本日はお別れの会ということで、音楽の世界の先輩や後輩、仲間たちに最後に真矢くんの思い出を感じてほしい」と述べた。
SUGIZO(G&Violin)は「もうすぐ真矢が亡くなって3ヶ月。もう僕らの中では真矢と一緒に、これからのツアーをするモードになっています。このタイミングでまた皆さんにお集まりいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。これから真矢の魂と共にツアーをしていく上で、とても重要なけじめの1日になりました」と心境を語った。INORAN(G)は「この会と献花式と、真矢くんに残してもらった思いはみんなの心の中に生き続けている。存在をとても大きく感じています。僕らはそれを受け継いでいかなきゃいけない」と語り、J(B)は「僕自身まだ真矢くんが旅立った実感がわいていない。でも僕たち5人で始めたバンドとして、これから真矢くんの思いも連れて全国ツアーに行きます」と話した。
LUNA SEAにとって真矢さんの存在について、RYUICHIは「お父さん的な存在というか。音楽を真剣に向き合ってやっていると、場面によっては喧々諤々ではないけれど信じるものをぶつけ合う。言葉が荒々しくなったり表情が険しくなったりするが、真ちゃんがいると場が和む。すぐに笑いを取ってくる。それはすごく大きかった」と振り返った。SUGIZOは「グルーヴが愛に満ちあふれている。RYUICHIが言ったように、真矢がいなかったらもっとギザギザだったかもしれないバンドの関係を、彼がすごくいい意味でエッジを削ってくれた。天然じゃなくて、考えて全体をうまく回そうとしていた」と在りし日を思い返した。
真矢さんらしいエピソードも明かされた。SUGIZOは「ものすごい頑固者で、特に90年代後半から2000年代の終幕直前の頃は、『飛行機に絶対乗らない』と。全国ツアーを一人だけ電車で何時間もかけて移動していた。飛行機が怖い、そういう頑なな面もあった」と笑顔で語った。RYUICHIはヘリで登場する演出の際「ヘリの中で無口でしたね」とぶっちゃけ、SUGIZOは「一人だけ本当に顔が恐怖におののいていた。僕らは『すげー!ヘリだ』とやっていたが、真矢だけカチカチで真っ青になっていた」とした。若かりし頃はメンバーでジェットコースターに乗ろうとしたこともあったが「真矢とRYUICHIは乗れなくて下で待っていた」と懐かしんだ。
真矢さんは1970年1月13日生まれ、神奈川県出身。ソロアーティストとしても活動した。2000年5月にタレントの石黒彩と結婚し、同年11月に第1子女児、02年9月に第2子女児、04年8月に第3子男児が誕生。2025年9月には、2020年に大腸がんステージ4を患いながらも手術や抗がん剤治療、放射線療法を受けつつステージに立ち続けてきたこと、脳腫瘍を公表していたことが公式サイトを通じて明らかにされていた。