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元大阪地検検事正が部下への準強制性交罪に問われた事件で、被害を訴える元女性検事(仮名・ひかりさん)は18日、国会内で記者会見した。検察組織内のハラスメントを調査する第三者委員会の設置を求めたほか、暴行容疑で逮捕された後に体調を崩して死亡した兵庫県の少女=当時(16)=の母親が違法捜査が原因だったと訴えている事案を取り上げ、検察の捜査への疑問点を訴えた。
会見には自民党の森雅子元法相、稲田朋美元防衛相、鈴木貴子党広報本部長らが同席した。ひかりさんは、少女の母親が県や国を神戸地裁に提訴した際の会見を傍聴し、「悔しくて涙があふれた」という。ひかりさんが18日の会見で少女について話した内容の要旨は次のとおり。
少女は母親が運営する知的障害者施設で働いていた。施設のイベントで、自傷他害傾向のある利用者が自分の指をかみ、さらに他の利用者にもかみつこうとしていたため、それを止めようとして、利用者の顎に手を添えた。正当な職務行為だと思う。
その約4カ月後、少女は突然、利用者の顎を抑えつけたとして暴行容疑で逮捕された。証拠はイベントに参加していた別の利用者が自治体職員との雑談の中で「あれは虐待ではないか」と発言したことだったという。
被害者とされた利用者にけがはなく訴えもなく、暴行の様子を撮影した防犯カメラ映像も存在しない。施設の捜索もなく、職員が撮影した客観的証拠を確保する手続きも取られていなかった。
少女は身の潔白を訴え続けた。母親や弁護団が施設での少女の支援の実情やイベントの記録などを提出し、少女の行為の正当性を訴えたが、検察は勾留延長を請求し、裁判所はそれを許可した。
少女は接見禁止とされ、母親と引き離され、孤独と絶望と不安の中に叩き落された。取り調べでは「本当はやったんだろう」「正直に言え」「お母さんを困らせるな」という過酷なもの。「共犯者が認めている」といった誘導まであったとされる。