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「豊田大輔さんと(AIの)豊田章男君、それぞれにお聞きします。ウーブン・シティは100年後も存続していますか?」——ウーブン・バイ・トヨタが静岡県裾野市の「ウーブン・シティ」(Woven City)で2026年4月22日に実施した報道陣向け公開日「KAKEZAN 2026」のトークセッション後、質疑応答で筆者はそう問いかけた。
この問いは、トヨタが掲げる「永遠に未完成の町」というコンセプトの本質に迫るものだ。ウーブン・シティは、自動運転やロボット、AIなど最先端技術の実証実験場として計画され、段階的に拡張・進化し続けることを前提としている。
「永遠に未完成」であることの強さは、柔軟な実験環境にある。技術や社会の変化に合わせて都市自体をアップデートできるため、固定されたインフラに縛られず、イノベーションを継続的に起こせる。また、外部のパートナーや住民のフィードバックを取り込みやすい点も利点だ。
しかし、その脆さも指摘される。計画が長期にわたるため、企業戦略の転換や経営陣の交代でプロジェクトが頓挫するリスクがある。また、資金調達や技術の陳腐化、住民の定着など、持続可能なコミュニティ形成には多くの課題が山積している。
結局、100年後の存続の鍵は「技術」ではなく「人と組織の意思」にかかっている。豊田大輔CEOやAI豊田章男の答えは明快ではなかったが、ウーブン・シティの真価は今後数十年の試練を乗り越えて初めて問われるだろう。