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Jリーグ通算109得点の元日本代表FW、播戸竜二氏(46)が、奈良県生駒市を拠点とするサッカークラブ「IKOMA FC 奈良」の社長に就任して半年がたった。クラブ経営は現役時代から思い描いてきた夢であり、チームは国内5部相当の関西1部リーグに所属。J参入への道のりは平坦ではないが、播戸社長は「サッカーの可能性は無限大にある」と力強く語る。
「すべては元気のために!」。人工芝のグラウンドに、播戸社長の声が響く。練習後の選手たちを集めた円陣で、ときに厳しく、ときに笑顔を交えながら言葉を投げかける。昨年12月、関西1部のヴェラーゴ生駒を引き継ぐ形で新たにクラブが誕生し、社長に就任した。
仕事は多岐にわたる。監督やゼネラルマネジャー(GM)の選任、チーム編成、スポンサー営業、運営スタッフ集め。自治体との調整、練習場やスタジアムの確保にも奔走する。新米社長は「時間がいくらあっても足りない」と話しつつ「これが自分のやりたかったこと。期待や楽しみもある。われながら、よくやっている」と笑い飛ばす。
播戸社長が目指すのは単なるチーム強化だけではない。地域を巻き込んだクラブ運営を通じて、サッカーの可能性を広げたいと考えている。築40年の人工芝グラウンドを改修し、子どもたちが気軽にプレーできる環境を整える計画も進んでいる。
「全ては地域の元気のために。クラブが地域の活性化の核になれば」。播戸社長はこう語り、Jリーグ参入を最終目標に掲げる。就任半年を経て、夢への第一歩を確実に踏み出している。