
五輪三連覇を達成した柔道家の野村忠宏氏(51)が23日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、父親である野村基次さんが4月25日に死去したことを公表した。享年84歳だった。
野村氏は「父・野村基次が、4月25日に他界しました。享年84歳」と報告。続けて「正直、いまだに実感はありませんが、ふとした瞬間に寂しさが込み上げてきます。柔道を愛し、柔道家として生き抜いた姿は、私の誇りです」と父親への思いをつづった。
父親の基次さんもまた若い頃から柔道に打ち込み、その道を生涯貫いた人物だった。野村氏はこうした父の姿勢を常に身近で見ながら成長し、自身も世界最高峰の柔道家へと登りつめた。
野村氏は1996年アトランタ、2000年シドニー、2004年アテネと五輪3連覇を達成した日本柔道界のレジェンド。その原動力には、父から受け継いだ柔道への真摯な向き合い方があったとされる。
今回の訃報を受け、柔道関係者やファンからは哀悼の声が相次いでいる。野村氏は今後も柔道普及活動などに携わる予定で、父の遺志を胸に新たな歩みを進めるものとみられる。