t>

給食に「全体的に満足しているか」との質問に「大変満足」「満足」と回答したのは23.6%-。5月22日に開かれた横浜市議会本会議で、ある市議がこんな数字を口にした。
地域の子供たちから「声を届けてほしい」と要望があり、ヒアリングとアンケートを行い、9校の178人から回答が寄せられたという。
4月から全員給食が始まった横浜市立中学校。ご飯と汁物は温かいが、衛生管理上の理由から、おかずは温かくないのが現在の給食だ。
この市議は「毎日おいしい」との声がある一方、「冷たくておいしくない」「お弁当と選べたらうれしい」との意見もあったと明かし、「子供たちから直接意見を聞くことは極めて重要だ」と訴えた。
どちらの生徒が多いのだろうか。どれくらいの生徒がどのように考えているのだろうか。異物混入だけでなく残食率も課題となっている横浜市立中学校給食を考えるうえで、重要なポイントだ。
同日の本会議では別の市議も、生徒から「おいしくない」といわれたという校長の話を紹介。生徒全員に配布されている端末を利用し、すぐにでも「アンケートを行い、生徒の声を聞くべきだ」と指摘した。
これに対し、下田康晴教育長は「生徒の意見を効果的に把握する方法を検討、実施したい」と答弁した。検討はいつ終わるのか。こども基本法は子供の意見表明権を基本理念にうたっている。速やかに、バイアスをかけることなく子供たちの意見を集め、耳を傾ける必要がある。