
高市早苗首相は11日、7月7日からトルコで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席する方向で調整に入った。ロシアのウクライナ侵略や中国の威圧的な行動に対する連携を確認する。トランプ米大統領も出席する意向を示しており、会談する可能性がある。
複数の政府・与党関係者が明らかにした。国会では首相と野党党首が論戦を交わす党首討論が7月8日を軸に調整されている。首脳会議出席と党首討論は両立可能と判断したもようだ。
日本はNATOのパートナー国として招待される見通し。日本の首相が出席するのは岸田文雄元首相以来となる。
昨年の首脳会合は石破茂前首相が欠席し、代理として岩屋毅外相(当時)を派遣した。首相欠席が欧州での日本の存在感低下につながりかねないと懸念する声が政府内で上がっていた。
日本とNATOは近年、安全保障協力を深めている。英国は昨年8月、空母打撃群を日本に派遣。西太平洋で行われた共同訓練では、海上自衛隊が米国、オーストラリア以外で初めて安保関連法に基づく「武器等防護」を打撃群に実施した。