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米中央軍は18日、4月中旬から実施していたイランの港湾を出入りする船舶に対する封鎖措置を全面解除したと、X(旧ツイッター)で発表した。米国とイランが17日、戦闘終結に向けた覚書に署名したことを受けた措置とみられる。一方で、米海軍の艦艇はイランが合意内容を履行しているかどうかを確認するため、引き続き周辺海域にとどまる方針を示した。
バンス米副大統領は18日の記者会見で、この動きに関連して「計1250万バレルの石油を積んだ船舶が17日夜にホルムズ海峡を通過した」と明らかにした。これは米国とイスラエルによる2月末の攻撃以降で「最高水準だ」と述べ、今回の封鎖解除が実質的な成果を生んだことを強調した。
バンス氏はまた、最終合意を目指すイランとの60日間の協議が18日に始まったとの認識を示した。期限は8月16日とみられる。スイスで開催予定のイランとの直接協議や、自身の訪問時期については「未定」とした上で、核問題に関する技術的な協議については「今週末に始まる見込みだ」と語った。
米中央軍は声明で、封鎖解除後も「イランの合意履行を監視する必要がある」と説明。艦艇の残留は緊張緩和と同時に、再発防止をにらんだ慎重な姿勢をにじませている。イラン側の対応次第では、今後のホルムズ海峡をめぐる緊張が再燃する可能性も指摘されている。
中東情勢に詳しい専門家は「米国は封鎖解除による経済的な利益を前面に出しつつ、軍事プレゼンスを維持することでイランへの圧力を緩めていない」と分析。核協議の進展が本格的な緊張緩和の鍵を握るとみて、今後の動向に注目が集まっている。