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銅化合物が脳の老廃物排出機能を修復、マウス記憶力44%向上 アルツハイマー治療に有望

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Mika Nakamura
国内 - 24 6月 2026

本連載「Innovative Tech」は、2019年の開始以来、世界中の最先端研究論文を独自に厳選し解説している。執筆は研究論文メディア「Seamless」を主宰する山下氏が担当し、イラストや漫画は同メディア所属のアーティスト・おね氏が手掛ける。連載はX(旧Twitter)アカウント「@shiropen2」でも発信されている。

オーストラリアのモナシュ大学などの研究チームが学術誌「ACS Chemical Neuroscience」に発表した論文「Cu(ATSM) Restores Blood‐Brain Barrier Abundance of P-Glycoprotein and Improves Cognitive Function in the APP/PS1 Mouse Model of Alzheimer’s Disease」は、銅を基盤とする薬剤がアルツハイマー病の原因となる有毒タンパク質の蓄積を減少させ、マウスの記憶力を回復させることを示した。この薬剤は脳血管の老廃物排出機能を修復する作用を持つ。

アルツハイマー病は、脳内にアミロイドβと呼ばれる有毒タンパク質が「ゴミ」として堆積することで進行する神経変性疾患である。

健康な状態では、血液脳関門(脳血管の壁)に存在する「P糖タンパク質」(P-gp)ポンプがこの有害物質を脳外へ排出する。しかし、発病するとこのポンプの機能が低下し、老廃物が脳内に蓄積し続ける。

今回のマウス実験で使用されたCu(ATSM)という銅化合物は、低下したポンプ機能を回復させる。研究チームによると、投与により脳内のポンプ量が約24%増加し、排出能力が再び活性化したという。

56日間の治療の結果、有毒なアミロイドβが42%減少し、空間認識に関する記憶力が約44%向上したことが確認された。

この薬剤の大きな強みは、人間への応用への道のりが比較的短いことだ。新薬をゼロから開発するには長期間を要するが、Cu(ATSM)は既にパーキンソン病やALSといった他の神経疾患向けに安全性試験が進められており、アルツハイマー病患者を対象とした臨床試験への移行が容易と見込まれる。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、ITmedia NEWSの記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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