
高市早苗首相は8日の参院本会議で、首相の秘書が昨年の自民党総裁選や今年2月の衆院選で他の候補を中傷する動画の作成、拡散に関わっていたとする週刊文春の報道について、「ネガティブな情報を発信、あるいは動画を作成することは一切行っていないと報告を受けている」と語った。
首相は報道内容について自身の事務所職員に確認したと説明し、秘書の関与を否定する姿勢を明確にした。週刊文春は先週、首相秘書が複数の動画に関与したと報じていた。
首相は本会議で野党議員の質問に答える形で発言。「事実無根の報道であり、極めて遺憾だ」と述べ、動画の内容についても「根拠のない誹謗中傷が含まれている」と批判した。
動画を巡っては、自民党内からも「選挙の公正さを損なう行為だ」との声が上がっており、与野党双方で議論が続いている。首相は「党としても適切に対応する」と言及した。
一方、野党側は「首相自身の説明責任が果たされていない」と追及を強める方針で、今後の国会審議でも引き続き焦点となる見通しだ。