
社民党は29日、東京都内で党大会を開き、来賓として招かれた全国労働組合連絡協議会(全労協)の渡辺洋議長が党執行部に対して苦言を呈し、場内に賛否の声が交錯する一幕があった。
渡辺氏はあいさつで「社会民主主義を掲げる勢力は必要だ」と一定の役割を認めつつ、「その役割を今の社民党に求めるべきなのか。求めることができるのかが問われている」と述べ、党の現状に疑問を投げかけた。
背景の一端には、今月6日の党首選後の対応を巡る混乱がある。再選された福島瑞穂党首の当選者会見では、落選した大椿裕子前参院議員が同席しながら発言の機会が許されず「候補者は平等に扱うべき」と不快感を示し、途中退席する事態となり、SNS上で拡散されて批判を招いている。
渡辺氏は「SNSで拡散された中身はネガティブなものばかりだ。せっかくマスコミに取り上げられたのに、混乱への言い訳に終始した印象しかない」と語った。福島氏を巡っては、混乱の元となった会見の仕切り方に関して、8日の定例会見で「党首選挙実施本部の仕切りで行われていた」と繰り返していた。
また、服部良一幹事長は3月19日、沖縄県名護市の辺野古沖で平和学習中の生徒が犠牲になった船転覆事故について、米軍普天間飛行場の辺野古移設工事を挙げて「こんなことをしなかったら、事故も起こり得なかった」と国会前で演説している。