
1990年代の少女漫画界を席巻し、アニメ史にその名を刻む冒険ファンタジーの金字塔『ふしぎ遊戯』が、ついにファン待望のBlu-ray BOXとして蘇る。1995年4月から翌年3月にかけて全52話が放送された本作だが、放送開始から約30年の節目を迎え、今回が初めてのBlu-ray化となる。発売日は8月26日に決定しており、長年のファンにとってはまさに垂涎のコレクションアイテムと言えるだろう。パッケージにはテレビシリーズ全話に加えて、全9話に及ぶOVAシリーズも完全収録される予定だ。
本作の原作は、渡瀬悠宇氏が『少女コミック』(小学館刊、現『Sho-Comi』)で連載していた同名の大人気漫画である。異世界「四神天地書」に吸い込まれた少女たちの過酷な運命と、彼女たちを守る七星士たちの絆を描いた物語は、男女を問わず幅広い層から熱狂的な支持を集めた。当時のアニメ放送は社会現象とも言える人気を博し、今なお色褪せない魅力を放ち続けている。今回のBOX化は、そんな不朽の名作を最高画質で楽しむ貴重な機会となるはずだ。
今回のBlu-ray BOXには、テレビシリーズの続編として制作された「オリジナルビデオシリーズ」も網羅されている。96年に制作された第1弾は、原作にはない完全オリジナルストーリー全3話で構成されており、作品の世界観をさらに広げる内容となった。また、97年から98年にかけて発表された「第二部」全6話は、原作コミックスの第14巻から第18巻に相当するエピソードを丁寧に描いている。宿命に翻弄される七星士たちの知られざる過去が明らかになるこのシリーズは、物語を完結させる上で欠かせない要素だ。
特典映像も充実しており、制作サイドの並々ならぬ熱意が感じられる仕様となっている。今回の発表に合わせて、原作の渡瀬悠宇氏からのコメントも公開され、制作の進捗状況が明かされた。渡瀬氏はファンに向けて、原作・渡瀬悠宇「ジャケットは現在鋭意制作中です!」と言葉を寄せており、新たな描き下ろしイラストへの期待が膨らむばかりだ。作者自らが手がけるビジュアルは、このBlu-ray BOXにさらなる価値を付加することだろう。
長い年月を経て、再び高画質で蘇る朱雀の巫女と七星士たちの物語は、旧来のファンだけでなく新しい世代の視聴者をも魅了するに違いない。特典映像の詳細は今後も注目を集めそうだが、まずは8月の発売日に向けて準備を整えたいところだ。30年前の感動を再び呼び起こすこのBOXは、アニメ史を語る上でも重要なアーカイブとなるだろう。豪華な内容を詰め込んだ本作が、再び日本のファンタジーアニメシーンに旋風を巻き起こすことを期待したい。
No Comments