
大西洋を航行していたクルーズ船で「ハンタウイルス」の集団感染疑いが出ている問題で、船が出航したアルゼンチンの保健省は6日、感染源特定に向けた調査を開始したと発表した。
地元メディアによると、国内で昨年から感染が拡大しており、今年に入って42件の感染例が報告されている。保健省は感染経路の解明を急いでいる。
クルーズ船はアルゼンチン南部ウスアイアから南極地方などを経由し、アフリカ大陸西方の島国カボベルデに向かっていた。船内の感染者から「アンデス型」のウイルスが確認されたが、保健省によると、同型はアルゼンチンやチリでのみ流行が報告されていた。
AP通信によると、船内の感染者はウスアイアでバードウオッチングに参加しており、保健省はその際に感染した可能性があるとみて調べている。現地では野鳥との接触が感染リスクと指摘されている。
アルゼンチンでは昨年6月以降、前年同期の約2倍となる101件の感染が確認されている。保健省は引き続き注意を呼びかけている。(共同)