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国際非政府組織(NGO)グローバル・ウィットネスは、アフリカ・コンゴ(旧ザイール)東部の紛争地域で産出された希少鉱物コルタンが中国で精錬されていると発表した。コルタンはスマートフォンなどに使用されるタンタルの原料で、反政府勢力の資金源となる「紛争鉱物」の流通を防ぐ監視枠組みが機能していないと指摘している。
同NGOの報告書は10日付で、コンゴ東部北キブ州にあり、世界有数の産出量を誇るルバヤ鉱山のコルタンが隣国ルワンダ経由で中国に密輸されていると明らかにした。この密輸ルートは長年にわたり国際社会の監視を逃れてきた。
鉱山は反政府勢力「3月23日運動(M23)」の支配下にあり、ルワンダはM23を支援しているとの疑惑が持たれている。報告書は、M23がこの鉱山からの収入を主要な資金源にしていると強調した。
推定される月間収入は1億~2億円に達し、武装勢力の活動維持に使われている。こうした資金が紛争の長期化を招き、地域の不安定化を悪化させていると専門家は警告する。
さらに、紛争鉱物の採掘現場における労働者の移動がエボラ出血熱の拡大に関係している可能性も浮上している。NGOは、鉱山周辺での感染症対策の遅れがさらなる被害を生む恐れがあると訴えている。