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ウクライナのゼレンスキー大統領が先月28日にホワイトハウスでトランプ大統領と会談した際、米衛星通信サービス「スターリンク」をロシア領内で使用する許可を求めていたことが分かった。米誌アトランティックが7月30日に報じた。
ゼレンスキー氏は、無人機を誘導してロシア国内にある移動式の弾道ミサイル発射装置を攻撃するためにスターリンクの利用が必要だと説明した。ロシア領内でのスターリンク使用は、これまでウクライナ側の要請対象となっていなかったとみられる。
トランプ氏はこの要請に対する可否を明言しなかった。ゼレンスキー氏はロシアの弾道ミサイルを迎撃する米国製防空システム「パトリオット」のミサイル供与も求めているが、米国はイランとの戦闘で備蓄を減らしており、代替案としてスターリンクの利用拡大を提案した形だ。
ゼレンスキー氏は、スターリンクを提供する米宇宙開発企業スペースXのマスク最高経営責任者(CEO)から使用許可を取り付けるようトランプ氏に依頼。訪米中にマスク氏との会談も求めたが、マスク氏は応じなかったという。
この問題を巡っては、ウクライナ軍が戦場でスターリンクに依存している実態が指摘されており、今後の米政権の対応が注目される。今回の会談内容は複数の米メディアが伝えており、共同通信も入手した情報として報じている。