t>

イタリアの大手タイヤメーカー、ピレリは、モビリティ向け先進技術を専門とするスタートアップ企業、ライドセンス(RIDESENSE)との提携合意を発表した。この提携により、ピレリはライドセンスが開発したバーチャルセンサー技術を自社のサイバータイヤに統合する計画だ。
ライドセンスは、ナポリ大学フェデリコ2世の産業工学部とメガライドグループからスピンオフして2023年に設立された新興企業である。同社のバーチャルセンサー技術は、物理的なセンサーを不要とし、車両の動的データを分析してタイヤの状態を推定する。
今回の合意により、ピレリはライドセンスのバーチャルセンサー技術のライセンスを取得するとともに、同社の株式24.99%を取得する。さらに、ピレリは最大100%まで持ち株比率を引き上げるオプションを有しており、第三者への権利付与に関する特定の保護条項も契約に含まれている。
ピレリは、サイバータイヤのコンセプトをさらに進化させるため、バーチャルセンサー技術を活用する。これにより、リアルタイムでのタイヤ摩耗や空気圧の監視が可能になり、安全性と燃費効率の向上が期待される。
ピレリは今後、この技術を量産タイヤに適用するための開発を加速させる方針で、自動車メーカーとの協業も視野に入れている。業界では、タイヤのデジタル化が進む中、今回の提携は競争力強化につながると見られている。