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自民党の村上誠一郎前総務相は7日、東京都内のホテルで政治家生活40年を記念する「お祝いの会」を開催し、高市早苗政権が推進する積極財政路線や外交政策、皇族数確保策などに対し、幅広く批判を展開した。会合には石破茂前首相や林芳正総務相、田中角栄元首相の長女である真紀子元外相らが出席した。
村上氏は昭和61年に旧愛媛2区から初当選し、現在当選14回。石破内閣では総務相を務めた。
村上氏は高市政権が掲げる飲食料品の消費税減税について、「これほどナンセンスな政策はない。なぜマスコミも国会議員も問題だと言わないのか。なぜ消費税をなくそうとしているのか」と疑問を呈し、「トップの見識を疑わざるを得ない。財政や金融を分かっているのか」と首相を批判した。
外交政策についても「日中関係が最悪になった。トップが率先して打開しようとしていない」と不満を示した。
皇族数確保策を巡っては、天皇陛下の長女である敬宮愛子さまの皇位継承について「あり得ない」と発言した自民党の中曽根弘文憲法改正実現本部長らを挙げ、「皇室典範改正は皇室の皆さまのお気持ちを全く忖度せず、なぜ国会議員が決めるのか。愛子さまの可能性を全く否定している」と批判。「欧州の王室では長子が男女を問わず継承権を持つ。なぜ日本だけが男系男子なのか理解できない」と語った。さらに、高市首相に対し「自分が女性として初めて総理になれたのに、それが何のためだったのか分かっているのか」と述べた。
石破氏もあいさつで、消費税減税について「税収が減った分をどこで補うのかを明確にしなければならない」と指摘。防衛力の抜本強化には理解を示しつつも、「装備だけを増やせばよいものではない。信頼関係がなければ疑心暗鬼を生み、安全保障上の危険につながりかねない」と述べた。
村上氏は自著のタイトルに「自民党ひとり良識派」と冠している。石破氏は「私も入れてくれないかと思ったが、どんな困難な道でも真っすぐ進んできたのが村上誠一郎だ」と持ち上げた。村上氏の後任として総務相を務め、次期総裁選への出馬意欲を示している林氏は「総務省には今も『村上ファン』が多い。筋を通す大臣だった」とあいさつした。これに対し村上氏は「次の総裁選、死に物狂いで頑張ってください」と大声で激励していた。(奥原慎平)