
ついに夏が到来したと思わせる暑さが続いた先週、ITmedia NEWSのアクセスランキング2位にマクドナルドの店頭セルフオーダー端末に関する記事が入った。SNSではこの端末が「使いにくい」と話題になっている。
筆者は実際にこの端末を利用したことはないが、SNSで寄せられた不満を調べると、最初の画面で商品価格が表示されない点やUIが分かりにくいという声が多く見られた。
使いにくいセルフレジとして、ローソンの端末もしばしば批判の対象となる。現金決済に対応しておらず、最初に支払い方法を選択しなければならない。さらにハンドスキャナーを手に持ってバーコードを読み取る必要がある。セルフレジに慣れているつもりだった筆者も、初めて利用した際に操作方法が分からず呆然とした。
では逆に、使いやすいセルフレジはどれか。個人的に推したいのは西友の「スグレジ」だ。余計なステップが極めて少なく、何も考えずに商品を次々とスキャンできる。
筆者の最寄り店舗のスグレジには、「会計を始める」というボタンも「レジ袋を購入する」という事前選択も存在しない。いきなり商品のバーコードをスキャンできるうえ、読み取り速度も超高速だ。
商品を読み取りながら、「あ、ポイントカード、あったな」と思い出せば途中で読み取ることも可能。牛乳をスキャンした後にポイントカードを読み取り、次に卵をスキャンし、さらにレジ袋を読み取る――といった自由な順番で商品を登録できる。
ポイントカードは最初に読み取ることも、すべての商品を読み終えた後の精算画面で読み取ることもできるため、ポイント付与の忘れが起きにくい。迷ったりイライラするポイントがほとんどない。このセルフレジは、業界シェアトップである米NCRグループ製だという。
日本のセルフレジの多くは、「有料のレジ袋を決して無料で持って行かせないぞ」「多種多様な支払い方法を、間違いなく事前選択させるぞ」といった強い意思のもと、運用側の都合をUIに全力で詰め込んでいる印象を受ける。私たちはただ、何も考えずに商品を読み取り、サクッと支払って帰りたいだけなのだが。