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メルセデス・ベンツは、ドイツ・ブレーメン工場において、新型『GLC』の量産を開始した。
GLCはメルセデス・ベンツにとって長年にわたり最も人気の高いモデルだ。今回の完全電動版は同社史上最大規模の製品攻勢の目玉と位置づけられており、新しいデザイン言語、最新のパワートレイン技術、インテリジェントな車載OSである「MB.OS」、そして高い走行性能を備える。
顧客からの反響は極めて大きく、発売から最初の3か月間で、メルセデス・ベンツの電動モデル史上最多の受注数を記録した。
EVとなった新型GLCはブレーメン工場のホール9で生産されている。同ラインでは内燃機関車やハイブリッド車のGLC、さらに『EQE』とも混流生産が行われており、柔軟なパワートレイン対応を実現している。ホール9は工場内最大の生産ホールで、10年以上にわたって3交代制で稼働している。
ブレーメン工場はメルセデス・ベンツのグローバル生産ネットワークにおいて電動モビリティの先駆者として知られる。2019年には同社初の電動車『EQC』の量産をいち早く開始しており、新型電動GLCは同工場で製造される3車種目の完全電動モデルとなる。
新型GLCのパワートレインはメルセデス・ベンツ内の緊密な生産ネットワークで供給される。バッテリーは2026年からACCUMOTIVE社がブレーメン工場へ供給を開始した新世代品で、高効率な800Vアーキテクチャと先進的なセル化学を採用。10分間の充電で最大305kmの走行が可能な急速充電性能を持つ。「GLC 400 4MATIC」のWLTP航続距離は最大715kmに達する。
電動ドライブユニットはルーマニアのセベシュ工場で製造される。同工場はウンターテュルクハイムに次ぐ、グローバル生産ネットワーク内で2番目の電動ドライブユニット供給拠点だ。電動アクスルなどの主要コンポーネントはハンブルク工場が担う。ハンブルク工場は2022年からEQE向け電動アクスルをブレーメン工場へ供給しており、現在は電動GLC向けコンポーネントも製造している。
ブレーメン工場は約1万500人の従業員を擁し、地域最大の民間雇用主でもある。現在11車種を生産しており、そのうち7車種はブレーメン工場での専用生産となっている。