
4月23日の東京株式市場で、日経平均株価が取引時間中に6万0013円98銭を付け、初めて6万円台に到達した。しかし、その後は利益確定売りが優勢となり、中東情勢の緊迫化も相まって反落に転じた。市場参加者はこの急変動に警戒感を強めている。
朝方から買いが先行し、一時は節目の6万円を突破する場面があった。しかし、高値圏では戻り売りが膨らみ、引けにかけて下落幅を広げた。終値は前日比で大きく下げ、5万9000円台で取引を終えている。
背景には、米国株の上昇や円安進行など好材料があったものの、中東情勢の悪化が投資家心理を冷やした。特にイランとイスラエルの対立激化がエネルギー価格の上昇懸念を招き、リスク回避の売りを誘発した。
市場関係者は「一時的な達成感から利益確定売りが出やすかった」と分析する。また「6万円台を維持するには企業業績や地政学リスクの明確な改善が必要」との声も聞かれる。今週は米国の経済指標発表も控えており、様子見ムードが強まっている。
明日以降の株価について、アナリストは「中東情勢の動向次第で上下に振れやすい」と予想する。投資家は引き続きニュースに敏感に反応する展開が続く見通しで、慎重な姿勢が求められる。
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