
黒沢清監督が初めて時代劇に挑戦した映画『黒牢城(こくろうじょう)』(6月19日公開)の撮影現場レポートとメイキング写真が解禁された。主演を務める本木雅弘と菅田将暉が地下牢で繰り広げる緊迫の演技合戦に、黒沢監督は「見もの」と太鼓判を押している。
解禁されたメイキング写真には、薄暗い牢獄の中で向かい合う本木と菅田の姿が捉えられている。互いに目を逸らさず、言葉以上のものを発するような二人の気迫が伝わってくる。黒沢監督は「二人の演技合戦は本当に見もの。台本にはない緊張感が現場に生まれていた」と絶賛している。
本作は、第166回直木賞と第12回山田風太郎賞をはじめ、史上初の「4大ミステリーランキング制覇」を達成した米澤穂信の傑作ミステリーを実写化。黒沢監督にとって初の時代劇となる本作では、戦国時代の城を舞台にしたサスペンスが描かれる。
原作の『黒牢城』は、緻密な謎解きと人間ドラマが高く評価され、ミステリーファンのみならず一般読者からも絶大な支持を得た。今回の映画化にあたっては、原作者の米澤も脚本に協力し、物語の核心を忠実に映像化したという。
公開を前に、キャストの本木と菅田はそれぞれ役作りのために時代劇特有の所作や殺陣を徹底的に練習。特に地下牢での対峙シーンでは、カットがかかった後も二人はその場に留まり、感情を引きずるほどの熱演を見せたという。今後の追加キャスト情報にも注目が集まる。